ドジャースは左腕クレイトン・カーショウと7年総額2.15ドルで契約を延長することで合意。平均年俸が3000万ドルを超えたのはメジャー史上初。
カーショウの代理人はケイシー・クロース。田中将大と同じだ。
これまで、単年度で年俸が3000万ドルを超えたのはアレックス・ロドリゲスだけ。2007年にA-RODがヤンキースと契約した10年2.75億ドルを総額では下回っているが、単年平均では抜いている。

現在、大型年俸を結んでいる選手を俯瞰しよう。カーショウは総額しかわからないので、均等に振り分けた。単位は百万ドル。

MLB-Nenpou2014




アレックス・ロドリゲスは今となっては、引き際をどうするかだけが問題になっている。

ニューヨーク・メッツの大きな足かせとなってきたサンタナとの契約はFA。

CCサバシアも不良債権化が懸念されるようになってきた。

クリフ・リーは今のところ年俸に見合った活躍をしていると言えるのではないか。

そしてカノは40歳までシアトルの中軸を打つことになる。信じられない契約だ。イチローのように体調を完全に管理できるのかどうか。

投手では最も大きな年俸を受け取っていたのはバーランダー。彼も昨年はやや陰りが見えた。厳しいところだ。

こうした先輩に比べれば、カーショウはFA権を得たばかり。一つ目の岡に登ったばかりだ。契約満了時も32歳だ。莫大な金額だが、それに見合った活躍をする可能性はまだあると言えよう。
参照記事 →MLB選手として「生きる」と言うこと

ダルビッシュは6年6000万ドルで契約している。契約満了時31歳。この時点で元気であれば、年俸3000万ドルクラスの大型契約も考えられよう。

しかし、日本人のメンタリティを考えれば、黒田博樹のように単年契約を結ぶ可能性もあるのではないか。


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