MLBの各リーグ打者についてもNTPをランキングしてみた。
NTP=塁打+四死球+盗塁+犠打+犠飛-盗塁刺-併殺打
これを打席数で割ったものがNTP/PA
2013年、規定打席以上の選手。

アリーグ

NTP-AL


本塁打、打点の二冠王に輝いたクリス・デービスがトップ。それもかなりの差をつけている。MVPは彼でもよかったような気がする。
2位はWARでは必ずトップクラスになるトラウト。110四球が光っている。

3位がミゲル・カブレラ。三冠王を獲得した2012年はNTP427、NTP/PA.613だったから、NTPは81も下落している。昨年比ではMVPは甘いと言わざるを得ない。

エルズベリー、リオスなど足のスペシャリストも上位に来る。

イチローは規定打席以上75人中67位。予想されたことではあるが、生産性は低い。
ただ65位に.324のジョー・マウアーがいることも注目。打率こそ高いが、マウアーは出場試合数が少ないこともあって、総生産数は低い。今季から一塁に転向するが、WARはかなり落ち込むのではないか。

ナリーグ

NTP-NL




これも順当、ゴールドシュミットが1位、カーペンター、マカッチェンと順調。

秋信守は.285だが7位にいる。9位のジョーイ・ボットとともにセイバー的な評価の高い選手だ。

青木は規定打席以上64人中31位、ちょうど真ん中くらい。

両リーグの表を比較すれば一目瞭然だが、ナリーグはアリーグよりも数字が非常に低い。
これは、ナリーグで投高打低が進んでいると言うことだ。

MLBは、ここ1~2年投打のバランスが変化しつつある。
これについては明日紹介したい。

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