アリーグの永久欠番はのべ87人、ナリーグは歴史があるだけに105人と多い。
ナリーグ東地区 Nは人数。全球団共通のジャッキー・ロビンソンはドジャース以外ではカウントしない。

NL-E




ブレーブスはマダックス、スモルツ、グラヴィンに加えチッパー・ジョーンズ。アンドリューは入っていない。ハンク・アーロン、スパーン、大物が多い。

ナショナルズはモントリオール・エキスポズの選手。

メッツはステンゲル、ホッジスの両監督とトム・シーバー。

フィリーズは背番号のない時代のピート・アレクサンダー。カラスは専属アナウンサー。
マニエル監督は選ばれないのだろうか。

マイアミ・マーリンズの5番は殉職した球団社長である。

ナリーグ中地区

NL-C


カーディナルスはヤンキースに次いで多い。
RHのロジャース・ホーンスビーは背番号のない時代の大打者。錚々たる顔ぶれが並ぶ。
ブッシュオーナー、実況アナのジャック・バックも入っている。

パイレーツも錚々たる顔ぶれだ。ウェイナー兄弟のうち、兄のポールだけが永久欠番。

レッズは、ビッグレッドマシン時代の顔ぶれが並ぶ。が、ピート・ローズはいない。

ブリュワーズはいずれもアリーグ時代に活躍した選手だ。ハンク・アーロンはブレーブスと2球団で欠番。

カブスは6人。マダックスはブレーブスと2球団で欠番。

ナリーグ西地区

NL-W


ドジャーズはジャッキー・ロビンソンを含めて10人。ラソーダ監督も殿堂入り。コーファックス、ドライスデールもいる。

ダイアモンドバックスは1人だけ。

パドレスは7人だが、ドジャースで選ばれなかったガービー、ヤンキースで選ばれなかったウィンフィールドがいる。両方ともパドレス時代の方が成績が悪いのだが。金田正一的な選出と言えようか。

ジャイアンツも13人と多い。クリスティ・マシューソン、ジョン・マグロ―など歴史的な野球人も多い。

ロッキーズも永久欠番はいない。

今日、田中将大は背番号19を選んだが、「理由は特にない」と言った。MLBでは、伝統的な「名跡」の様な背番号は無く、活躍した選手の背番号が「留め名」的に欠番になる。
選手が「この番号がいい」ということはあまりないようだ。

サイ・ヤングや、トリス・スピーカー、ジミー・フォックス、など永久欠番になっていない大選手もたくさん存在する。

しかし、NPBとは比べ物にならない数の選手が永久欠番になっている。彼らが残した記録を、球団が「財産」だと思っているということだ。

球団のブランド力を高めるためには、歴史を顕彰するのが一番だと思う。
日本は成熟した消費社会である。こうした戦略は「あり」だと思う。

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