パリーグの昨年、一昨年のペナントレースをマトリックスで見る。
打撃はRC27、オフェンス面の総合的な数値である。これを縦軸にとる。投手力はDIPS、奪三振、与四球、被本塁打に基づく投手力の数値。
この二つの数字のチーム成績をトータルして、マトリックスに置く。
2012年から2013年の推移。矢印の元が2012年、先が2013年。
点線はポストシーズン進出ゾーン。濃い青色が2013年、薄い青色が2012年。
パリーグ

PL-Pennant




マトリックスのグリッドはセリーグと同じスケールだ。一目見て分かるのは、各球団のドットの距離が近いことだ。
セリーグに比べてパリーグの戦力は近接していることが分かる。

日本ハムは打線の上積みがたいしたことなく、投手力が急落したことで圏外に。

オリックスは金子千博の活躍もあって投手力はそれほど下落せずに打線が急上昇したが、それでも届かなかった。

そしてソフトバンク。この数字を見れば少なくとも打線は断トツで、巨人を抜いてNPBトップだ。投手力の下落を補って余りある。しかしポストシーズンには進めなかった。
後半の落ち込みが響いたのだ。

ロッテもオリックスと同様、投手力はそれほど下落せずに打線が急上昇したことで3位に。

西武はソフトバンクとは対照的に最終盤の追い込みで2位に滑り込んだ。

楽天は外国人の加入などで確かに戦力はアップしたが、リーグで断トツというわけではなかった。ソフトバンクの失速、拙攻に助けられた感が強い。

楽天から田中将大が抜けたこともあり、今季の楽天は戦力的には確実にダウンするだろう。
ソフトバンクは大型補強をしたが、これが数字にそのまま反映するとは限らない。

パリーグは、今季、また混戦になりそうである。


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