MLB、マトリックスによる各球団の戦力分析。劇的な動きがあったアメリカン・リーグである。
打撃はRC27、オフェンス面の総合的な数値である。これを縦軸にとる。投手力はDIPS、奪三振、与四球、被本塁打に基づく投手力の数値。
この二つの数字のチーム成績をトータルして、マトリックスに置く。
2012年から2013年の推移。矢印の元が2012年、先が2013年。
点線はポストシーズン進出ゾーン。濃い茶色が2013年、薄い茶色が2012年。

MLB matrix AL




一昨年からアリーグにあったすべてのチームの矢印が右側を指している。つまり、すべてのチームの投手力が向上した。
こうなると、チーム力向上の決め手は「打線」ということになる。



タイガースは打線も上昇したが、それ以上に投手力が飛躍的に向上した。バーランダーに加えてシャーザーが大エースになったことが大きい。

ボストンは打線、投手力ともに急浮上した。

アスレチックスは新鋭ジョシュ・ドナルドソン、ブランドン・モスの活躍で打線が向上している。

ワイルドカード争いの3チーム、TB、CLE、TEXに戦力差はない。ボーダーラインでの戦いだったのだ。

ヤンキースが昨年、奈落の底に落ちたことはこれでもわかる。戦力的にはマリナーズとほとんど同じレベルにまで下落したのだ。これで中盤までペナントレースに参加できたのはジラルディの采配だろう。

エンゼルスはプホルズの不良債権化が大きい。トラウト一人ではいかんともしがたいところだ。

ホワイトソックスは低落傾向が続く。

マリナーズはセーフコ・フィールドのフェンスを前に出したことで少し打線が向上したが県内にはとても届かない。

ヒューストン・アストロズは「独自の戦い」。

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