綱島理友氏が記事を書き、本を出したことから、プロ野球のユニフォームはファンが大いに注目することとなった。それとともに昔のプロ野球に注目が集まったことは喜ばしいことだ。
これまではホームとビジターの2つくらいしかユニフォームがなかったが、今は、メモリアルデーにはクラシックユニフォーム、夏はサマーユニフォームなどいくつものユニフォームを着る。スタジアムではレプリカユニフォームが販売され、同じデザインのTシャツが配られる。

阪急、南海、近鉄のユニフォームなど、私には懐かしい。ユニフォームによって選手の印象がこんなに変わるのか、と気づかされたのも新鮮だった。
Grenn Tigers03


Grenn Tigers02


Grenn Tigers01


しかしながら、デザイン的にはいかがなものかというユニフォームもなくはない。
これ、どうよ。スポニチより。

Grenn Tigers


阪神タイガースが「ウル虎の夏2014」で着用するユニフォームだそうだ。

タイガースと言うだけに、阪神は「黒」「白」「黄」が基調だった。
ビジターでブルーを使うこともあったが、グリーンは初めてだ。

関東のファンは大洋ホエールズを思い浮かべたようだ。関西の私には「緑」は南海の色だ。
MLBでいうなら、チャーリー・フィンリーオーナーの頃のアスレチックスを思い出す。

いずれにせよ、阪神の伝統とは無縁のカラーリングだ。甲子園球場の蔦のグリーンというのはこじつけっぽい。
その上、みぞおちのあたりに大雑把に入っているロゴも良くない。CPBLやKBOでよく見るロゴの様で、洗練されていない。位置も良くない。
藤井彰人あたりだと腹巻のようになるのではないか。

西岡はユニフォームの感想を聞かれ「ノーコメント」と言ったようだが、この選手の手足が短く見えていることを見ても、いいユニフォームとは言えない。

ウル虎というのなら、もう少し円谷寄りのデザインにするとか、工夫の仕様もあっただろうと思う。
根拠が希薄な思い付きのデザインだと思う。

阪神というチームは、名門ではあるが歴史を大事にしない。思い付きで仕事をする。誰か、良いデザインを考えてやってほしい。


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