ナゴヤドームの中日側応援席から鳴り物が消えているという。どういう状況なのか知りたくて、今日、オープン戦に足を運んだ。
NPBは球場から反社会勢力や、暴力団関係者を排除するため、12球団などと協議会を作り、対策に当たっている。トランペットや太鼓、大きな旗などを使った応援はNPBサイドに名簿を提出し、許可を得ないとできない。

東海地方から六つの中日応援団が許可を申請したが、2団体が不許可、4団体は保留になった。名簿の提出に応じなかったことなどが原因という。

このために、ナゴヤドームから中日応援団が排除されている。

中日対DeNA戦

三塁側外野席の一角にはDeNAの応援団が陣取り、いつもの通り太鼓やトランペットを使って応援をしている。

Nagoya-Dome01


しかし一塁側は静かなものだ。
そもそも、応援団らしき人々の姿が見えない。

Nagoya-Dome02


鳴り物や太鼓がないというだけでなく「応援団」がいないから、組織だったシュプレヒコールや恒例のお遊戯みたいなのが何もない。
異様に静かなままで、試合が始まった。

中日の攻撃になると、選手のテーマソングや手拍子が外野側から聞こえてくる。リーダーはいなくとも、応援スタイルを知っている人は多いから、自然発生的に応援が起こっているのだろう。

それなりに響くのだが、鳴り物がないと、インパクトが弱い。そのかわり、プレーに対する客席の反応がダイレクトに伝わって、試合に集中できる。

私はこちらの方が良いと思った。



中日の応援団が名簿を提出できないというのは、メンバーに暴力団関係者がいるからだろうか。警察当局の強い指導が働いているのかもしれない。

中日は1936年のNPB創設時からある古い球団だ。地元の興行界などともつながりが強い。
それだけに、おかしな利権が存在している可能性はある。

応援団の応援スタイルの是非は別にして、この際、膿は全部出してほしいと思う。

試合の詳細については、明日レポートする。


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