「ファンタジーベースボール」は、日米の野球ファンの特質を語るうえで興味深いゲームだ。このことは稿を改めて考えたいが、今やMLBの公式サイトの人気コーナーとなっている「ファンタジーベースボール」が、今季の選手の成績を予測し、ランキングをつけている。
ゲームでは選手のレートが重要視されるから、この予測はプレイヤーにとっては大変重要だ。ランキングは863人のMLB選手の中でのもの。$Vはダラー・バリュー、年俸に基づいた仮想の取引価格だ。
日本人選手の予測。まずは投手から。

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ダルビッシュの予測はすでに紹介したが、投球回は200に及ばないとの予測。一度は戦線離脱すると考えているのだろう。
黒田博樹がこの数字ならほぼ期待に応えたということになろう。敗戦数が多いためにダルよりもランクは下だ。
岩隈もかろうじて規定投球回数に達する程度。打線の援護がないので二けたに届かない。

上原浩治は昨年、このランクでは常に日本人トップにいた。特にボルチモア・オリオールズにいるときは、抜群のパフォーマンスだった。今年はやや下がっているが、それでも優秀な成績を上げるとの予測。ただ移籍のうわさは絶えない。

夏前の復帰が予定される松坂大輔は、相変わらずピリッとしない成績で終わるとの予測。この数字では彼のMLBでのキャリアは絶たれてしまうだろう。

斎藤隆、高橋尚成も昨年並みの成績を上げるという評価。

建山義紀、五十嵐亮太、田澤純一は予測値がない。昨年の実績が低いため取引の対象にならないということだ。ただ、和田毅の予測値がなかったのは意外。MLBではあまり注目されていないのだろう。

この数字は、昨年までの実績に基づいているので、意外性は全くない。しかし日本人ファンのように過大な期待も寄せていないので、冷静な数字となっている。選手にとってはこの数字をいかに上回るかが当面の目標値となろう。予測値を上回れば、価値は上がっていくのだ。

特にダルビッシュと松坂は、この予測値を大きく上回る数字を残して、アメリカのゲーム野郎たちを驚かせてほしい。

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