日本中のみならずアメリカでも注目度が高いデビュー戦。曇りのトロント、ハラデーが始球式で今でも通用しそうな球を投げた。
相手投手はマゴーワン。故障の多い投手。
ヤンキースは速攻で先取点を取る。1死満塁でイチローはスライダーを空振りして三振。

2点先取で田中がマウンドへ。

20140404


1回裏、初球は低めにずばっと決まる4シーム。3球目高めに抜けたチェンジアップをメルキーが思いきり振って右翼スタンドへ。やはり失点は左打者からだった。
ラスムスは初球を打って一ゴロ、バウティスタ、エンカルナシオンは小さく曲がるスライダーで連続三振。
捕手はマッキャン。メルキーの本塁打で速球が使いにくくならないか懸念される。
こういうデビューの方が記憶には残るだろうが。

2回裏、リンドの打球は中前に抜けるかと思われたが新人遊撃手アナが好いところに守っていた。
しかしナバーロ、ロウリーには変化球を連打される。さらにゴインスの当たりはタシェアラが二塁に悪送球。
ここでディアズがカウントを取りに行った速球を打って2点タイムリー。
メルキーの1-2のカウントで一塁タシェアラが交替、ファウルを追ったときに古傷である右ハムストリングを痛めたか。ベンチで荒れるタシェアラ。
続く2者は三振に取る。速球が活きていない分、配球の幅が狭くなっている。
三振でしかアウトが取れないのは良くない。

3回表2死二塁でのイチローの遊ゴロ、判定アウトだがチャレンジでセーフに。野球は変わった。J Sportsのマック鈴木と蛭間さんは「面白くない」。同感だ。
イチローは今季3安打目。このあとソラーテに2点タイムリー二塁打で逆転。結果的に田中を援護。しかし回の間合いが開きすぎる。
投手交代、左腕ループに。

3回裏、バウティスタは苦労の末に三邪飛。
エンカ―ナシオンは甘い速球を打って左翼フェンス上段に当たる二塁打。本塁打にならなかったのが幸い。
リンドはフルカウントからスプリッターを振らせて三振。
ナバーロの当たりは一塁線に抜けるかと思われたが、代わったケリー・ジョンソンが好捕。初めて無得点。
田中は萎縮しているように見える。

4回裏、下位打線。3人の打者がストライクを全部凡打してくれたので6球で三者凡退。速球主体だった。投手はこういうことで立ち直るものだ。

5回表、イチローがクリーンヒット。しかし牽制悪送球で三塁を狙ってアウト。コーチの判断ミスか。

5回裏、再び上位打線。怖い1,2,3番を三者凡退に。速球主体の配球に代わって打者を追い込むことができるようになった。

6回表、ストリーカーが出る。間が悪い、野暮である。マッキャン、苦笑。試合がだらだら伸びている。

6回裏、エンカ―ナシオンの三ゴロが内野安打になる。しかしリンドは遊ゴロ併殺。6-5-3、三塁が遊撃より二塁寄りに守る変則シフト。ナバーロの中飛をエルズベリーが好捕。落ち着いてきた。86球。次の回までか。

7回裏、速球主体の投球に完全にシフトした。ロウリーは0-2からスプリッターで三振。ここでコーチがマウンドに。代打、当たっているイズトゥリスへの注意か。しかしイズトゥリスは平凡な左飛。ディアズには速球をずばっと投げ込んで見のがし三振。97球。
7回でソーントンに交替。

イチローは今日は3安打。8,9回にも追加点が入る。言うことなし。

尻上がりによくなった。途中で本来の投球を取り戻したのが大きい。
しかしMLBの怖さも骨身にしみたのではないだろうか。

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