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これはどう解釈すればよいのだろうか。ミズノの問題なのか。NPB機構に改変の意図はなかったと言うことか。
讀賣新聞より

日本野球機構(NPB)は10日、プロ野球公式戦で使用している統一球の反発係数の平均値が、アグリーメント(申し合わせ)で定められている基準を上回り、飛びやすくなっていたと発表した。
 今季初めての抜き取り検査の結果によるもの。検査は3月29日の開幕第2戦で6球場から各1ダースを抽出して実施。統一球の反発係数は0・4034~0・4234と定められているが、第三者機関の検査で平均で0・426の数値が計測された。6球場のうち5球場で上限を超えた。
 NPBは、12球団と選手会に検査結果を連絡、製造元のミズノに対して調査を指示した。今季は昨季と同じ仕様のボールが使われており、同社からは、仕様の変更が行われていないことを確認しているという。井原敦事務局長は「現時点で原因が特定できない。速やかに原因を究明し、定められた規格のボールにしたいと考えている」と話した。


NPBがディスクロージャーをしたことは評価したいが、奇怪な話である。

この記事を見る限り、NPB機構の意図とは別に、ミズノのボールが「不良品」で、飛びやすくなっていたということになる。

しかし、だとすれば先日紹介した片山氏のtwitterはどう考えればいいのか。

Katayama


NPBとは別の誰かが圧力をかけて意図的にボールを飛びやすく改変させたのか。
それとも片山氏が尋ねた相手が確証もなく推測でモノを言ったのか。

昨日時点での1試合当たりの本塁打数はセが1.83(昨年1.65)、パが1.31(昨年1.38)、打率はセが.289(昨年.254)、パが.246(昨年.262)。
相変わらずセの数字はボールが飛んでいるが、パはむしろ下がっている。

ミズノはこの統一球を中国の工場で作っている。コストを考えてのことだろうが、メーカー失格である。
これも日本を代表するスポーツメーカーかと言いたい。

申し開きの余地があるのなら、包み隠さず言うべきである。

ローリングスも含めて他のメーカーのボールに変更することも視野に入れて、統一球を抜本的に見直すべきである。


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