連投になった。相手はまたアトランタ・ブレーブス。
ブレーブスの打線は強力ではあるが、アクティブロースターの13人の野手のうち右打ちが8人。この打線の「右偏向」が、松坂に快投を許した一因ではあろう。
3-3で迎えた延長11回表。

20140420


立ち上がりは不安定、前日四球を与えたアグラをまた歩かせた。
しかしシモンズはカーブで空振り三振。
代打のペーニャにはカーブ、チェンジアップ、4シームで3球三振。「緩急はこうして付けるのだ」というお手本のような投球。
捕手のガティスもカッターで空振り三振。

12回表、ヘイワードに3ボール、また先頭を歩かせるのかと思われたが、ここから速球系を3球投げ込んで三振。
BJアップトンにもボールが先行したが、4シームを遊ゴロ。
フリーマンは一転、速球系を主体に攻めて三振。

13回表、Jアップトンは2-2から緩いカーブを泳がせて中飛。
ジョンソンは4シームで右飛。
アグラは2-1から4シームで遊飛。

素晴らしい「緩急の妙」。ボールはやや多かったが、制球は良く、13回は自信に満ちていた。
やはり松坂はロングリリーフの方が向いている。

昨年終盤に見せた投球スタイルを松坂はさらに磨き上げた。今日の登板は彼にとっても記念碑的なものになろう。

首脳陣はこれで、松坂は「本当に使える」と判断したことだろう。

コリンズ監督は、救援登板で松坂をさらに使いたくなるだろうが、ぐっと我慢してローテに組み込んでほしい。


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