今年のプホルズは怖い。ダルはライバルのトラウトには打たれていたが、プホルズは抑えてきた印象があった。しかし、昨日はやられた。
キャリア最短での降板の次の登板。

Dar20140504


味方は1回、3点を先取してくれる。援護が少なかった今年のダルにとっては願ってもないプレゼントだったが、いきなりアイバーに一発をくらわされる。
トラウトは打ち取ったものの、プホルズには96mphの渾身の一球をセンター奥に運ばれる。
イバニェスは歩かせる。
ケンドリック、スチュワートは打ち取ったものの、衝撃の立ち上がりだった。

2回、また2点の援護。ここで立ち直るべきだったが、クロンに安打を打たれ1死後カウギルが内野安打。また走者をためるが、アイバー、トラウトを13球で打ち取る。

3回からは、自らのふがいなさに腹を立てたように2回で4奪三振。奮い立てば主軸も切って捨てることができるのだ。

5回にはプホルズにぶつけるなど1,3塁のピンチとなるが無失点。
プホルズはヘルメットをかすめる球。秋信守がぶつけられたことへの報復か、と周囲が色めき立つが事なきを得る。
そういう部分は多少あっただろうが、こともあろうプホルズを傷つけるようなことは無いだろう。

6回は効率的に3つのエアアウト。この時点で105球、9-2とリード。降りても良いタイミングだったがさらに1イニング。

しかし7回は1死一三塁で降板。2番手のニック・マルチネスが犠飛を打たれて自責点3になった。

この春からダルは球数を抑える投球を心掛けている。これは大事なことだが、その分、相手を圧倒するような勢いが消えた感があった。

この日はいきなりの本塁打攻勢にあって、パワーピッチャーの魂に火がついたように攻撃的な投球をした。
器用な投手ではあるが、彼本来の「攻め」の投球を取り戻すことができたのは収穫ではないか。


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