オークランドの面々は「初球をできるだけ見逃せ」という指示を受けていたのかもしれない。投球の秘密を暴くような執拗な攻撃の前に、田中は1失点ながら6回で降板せざるを得なかった。
ヤンキースはアスレチックスに連敗。いずれも先発投手が勝ち投手の権利を得てから逆転されている。
1回表、クリスプはフルカウントから捕邪飛。しかしジェイソは外へ逃げるはずのシンカーが真中へ入って一発を喰らう。
ドナルドソン、モスの二人は凡退したが11球を費やした。
2回表、13球で三者凡退。
2回裏、先発ポメランツからソリアーノがタイムリー、同点に追いついてくれる。
3回表、10球で三者凡退。スライダーが有効だ。
3回裏、ガードナーの出会いがしら的な一発が出る。
4回表、二死からモス、セスぺデスが連打。ここでロウリーは9球粘って三振。実に26球を投げさせた。67球。
5回表、ボワトは実に10球粘って中前打。カヤスポ、ソガードは8球で二死。しかしクリスプが歩く。ジェイソは遊飛。早くも93球。
6回表、ドナルドソン三振、モス右前打。しかしセスぺデス、ロウリーが凡退。
ここまでで104球。降板せざるを得なかった。
オークランドは、スプリッターを徹底的に見極めた。恐らく「タナカのスプリッターは見逃せばボールになることが多い」という情報も共有されていたのだろう。
スプリッターの空振りは5つ。見逃しストライクが2つ、ファウルが8つ、安打が2、ゴロアウトが3つ、フライアウトが1つ。ボールが実に12。
田中のマネーピッチ、スプリッターを徹底的に研究していたのだろう。
恐ろしい相手だった。
試合は8回に守備から出たイチローの好捕もあってヤンキースが逃げ切った。
田中よりも内容が良かった黒田に星が付かず、田中に星が付く。
このあたり、田中将大は「持っている」ということになろう。
ERAは2.02、連続QSは12に伸びた。
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4回表、二死からモス、セスぺデスが連打。ここでロウリーは9球粘って三振。実に26球を投げさせた。67球。
5回表、ボワトは実に10球粘って中前打。カヤスポ、ソガードは8球で二死。しかしクリスプが歩く。ジェイソは遊飛。早くも93球。
6回表、ドナルドソン三振、モス右前打。しかしセスぺデス、ロウリーが凡退。
ここまでで104球。降板せざるを得なかった。
オークランドは、スプリッターを徹底的に見極めた。恐らく「タナカのスプリッターは見逃せばボールになることが多い」という情報も共有されていたのだろう。
スプリッターの空振りは5つ。見逃しストライクが2つ、ファウルが8つ、安打が2、ゴロアウトが3つ、フライアウトが1つ。ボールが実に12。
田中のマネーピッチ、スプリッターを徹底的に研究していたのだろう。
恐ろしい相手だった。
試合は8回に守備から出たイチローの好捕もあってヤンキースが逃げ切った。
田中よりも内容が良かった黒田に星が付かず、田中に星が付く。
このあたり、田中将大は「持っている」ということになろう。
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いやはや、本当に見応えあるゲームでした。田中vsマネーボール打線、両者互いに譲らずといった感でした。
>オークランドは、スプリッターを徹底的に見極めた。スプリッターの空振りは3つしかなかった。
Gamedayでは空振り5個になっています。
それにしてもスプリッターに乗ってこないその徹底ぶりには、恐らくそうするのだろうという予想はあっても、驚かされました。
特に追い込んでから投げたスプリッター12球、1つも空振りを奪うことができていないんですよ!
これには田中も苦労させられたのでは?と思いますが、5回までスライダーの精度が圧巻で、追い込んでからの決め球はスライダー、4シームで代用して、代用できるところが素晴らしいですね。
さて、次戦は岩隈との投げ合いです。田中はプロ初の中4日2試合連続先発、高い安定感を誇る田中ですが、その登板間隔の短さと疲労度が気になるところ。一方、マリナーズとは初顔合わせですから、田中に分があるともいえる。いずれにしてもやりにくいのは岩隈でしょうね。