梅雨入り直後の豪雨をやり過ごして、6日の徳島は雨上がりの冷気に包まれていた。一月ぶりに四国に来ている。
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蔵本球場での徳島vs香川戦。試合当初、観客は数十人。のちに200人。
先発は開幕戦と同じ徳島が入野、香川が寺田。

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ともに小気味よい投球をするが、入野は崩れだすと続く傾向にある。
2回、安打で出た8番有山のあと、9番大木は流し打って左翼へ大飛球。これを徳島左翼三ヶ嶋がもたついて三塁打に。香川に1点が入る。

徳島はその裏下位打線で1点を返す。

4回に香川は5番中本が思い切り振りぬいて右翼場外に一発。目測125m。ちょっと門田博光を思わせるスラッガーだ。

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このあたりまでは投手戦だったのだが、中盤から乱打戦に。

5回裏、一死から徳島は5連打を含む7安打2四球で8点。寺田が突如崩れたのだ。
6回表に今度は香川が7番原口の本塁打を皮切りに4点、
6回裏に徳島がさらに3点。
どんどん安打が出た。

この時間帯から、球場のある蔵本公園内では、8月の「阿波踊り」の練習が始まった。
「よしこの」のお囃子が球場を包み込む。太鼓、当たり鉦、笛。延々と続く音のつづれ織り。
阿波踊りは踊ったことは無いが、徳島県と大阪府のハーフである私は、浮き立つような高揚感に包まれた。
もちろん、野球とは無関係に演奏しているのだが、この賑やかな囃子に乗って安打が乱れ飛んだように思う。

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2011年まで米マイナーにいた河本ロバートも投げた。西田監督は、投手の虫干しとばかり6投手に投げさせた。

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終わってみれば14対7で徳島の勝ち。

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夏の阿波の風物詩とともに、それなりに楽しめた夜だった。

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こう着状態。
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