読者諸氏の松坂大輔への思いも熱い。
■哲さん

横浜高校vsPL学園は一生忘れない名勝負ですね。
2001年のバファローズ優勝マジックを1にする、中村紀に打たれたサヨナラホームランや2004年の日本シリーズで立浪に打たれた同点3ランなど打たれても絵になる、ホンマのスター選手やと思います。
そして今後は渋いベテランの味を見せてくれると期待しています。
まだまだ田中世代に道を譲るのは早過ぎまっせ、松坂世代はこれからが勝負や!

■sundayさん

私の記憶では、デビュー戦をテレビ局が生中継したのは、松坂以前では江川しか思いつきません。それくらい特別な存在ですね。私の中では松坂と堀内を重ね合わせてしまうのですが、頑ななほどの「エースのプライド」を持った投手だと思います。それを最後まで失わなでほしいです。

■テックさん

NPB時代は別としてMLB時代で言えば個人的には決して好きなプレーヤーではありません。ただ、どこの職場でもいる「ある部分の能力が突出しているが、ある部分大きな欠点もあり、実力は誰もが認めるが中々評価されない(出世しない)異能異端系」としてずっと気に掛けてしまう存在ではあります。

また、自分の才能と体に過信していたところからどん底に落ち、余計なプライドをかなぐり捨ててゼロから這い上がろうとする姿にも共感できます。

■fujibo

広尾さん、渡米以来、松坂のピッチング詳細、レビューいつもありがとうございます。スタジアムで見ることはできなくなりましたが、テレビやネット観戦の肉付けり、松坂の姿が生き生きと浮かび上がってきます。

野茂英雄と並んで、試合ではなく「投手」を見るために球場に足を運んだ大好きな選手です。
ワインドアップから臀部をバッターに向けてのフォロースルー。躍動感あるピッチングは最高でした。

MLBでは苦しみ続け、ファンとしても「黒田のように打者を研究するなり、ソツなくやってくれたらなあ」と思うこともありました。
ただ、おっしゃるように、それは打席に立ったバッターとその場かぎりの勝負を挑む松坂のスタイルでは相容れなかったのでしょう。

初対決で「なめたカーブ」投げやがって、とマウンドを見やるイチロー。スライダーで三振に斬ってとり「自信が確信に変わった」あの日から時は流れ。昨季終盤から投げ始めたカーブを見ると、感慨深いものがあります。

■きゃっぷさん

自分がまだ野球を見始めて1年かそこらのときに松坂が甲子園で優勝したのを昨日のことのように覚えています
少年時代の自分のヒーローといえば松坂大輔でしたし(イチローや松井は既に大スターになっていて、自分にとっては遠すぎました)、今のようになってもなお松坂は特別な存在です

ネットを見ていると、今なお松坂に対しては特別な感情を持っている人が沢山いるということがよくわかります
そのぐらい、彼のピッチングと紡いできたストーリーは人を引きつけるものだったのでしょう

一昨年昨年の低迷期にはあの松坂がスターとしての輝きを失ったことに愕然とし、せめて日本に帰ってきてくれればまだ・・・と思っていましたが
今はあくまでアメリカの地で野球を続けるというその選択を見守りたいと思っています
今夜の登板も見守るつもりです

■届かにゃいさん

「神奈川を制する者は全国を制す」
よく言われるフレーズです。
しかし、私たちの世代はこれに「?」を感じることが多かった。
ちょうど愛甲の横浜高や三浦のY校が優勝、準優勝したあたりは
ちょうど物心つく直前であるために長らく神奈川の学校が
優勝するシーンを見ないまま長い年月が経っていました。

そこに現れたのが横高と松坂でした。
あれだけ長く待ちわびた神奈川県の優勝だったのに、
決勝でノーヒットノーランという、漫画でも描くのを躊躇うような
ドラマチックな結末の前にポカーンとしてしまったものです。
ドカベンやタッチでも有り得ないような事が起きたわけですから。

あと、松坂は「典型的な日本人野球選手」である部分が
多くの人に共感を得られる所以であると思います。
恐らく少年野球時代から「チーム1打てて投げられる」選手
だったはずです。そしてそのままプロになった。
メジャーでも西武でも、交流戦等で数少ない打撃機会で
ヒットを打つあたり、並外れた野球センスを証明しています。

正直、プロ入り後の松坂にあまり印象はありません。
あの決勝の9回2アウト、京都成章最後の打者に投げた
ストライクからボールになるスライダー(カーブ)が
あまりにも強烈に脳裏に焼き付いているので。

■Gファンですがさん

松井と同じくMLBの厳しさを示してくれた「ものさし」です。
野茂以前の時代はMLBの投手の一般的評価は「立ち投げ、手投げ」というものが多かったと思います。
自分も日本人の重心を低くした投げ方がバイオメカニクス的にも一番合理的だと思っていた。そして松坂はこれを実証してくれると。

残念ながら固いマウンドと中4日のローテーションはドロップアンドドライブの投法と投げ込みを否定した。それでもトミージョンで復活。
これから先は枯れたピッチングでいいので、VSダルビッシュ、VS田中といったマッチアップを見てみたい。

■うーんさん

広尾さんが松坂世代をザッと挙げてくれましたが、こうして見るとメジャーで通用したのは松坂くらいですね?やはり別格という印象をうけます。
個人的には松坂世代では和田、藤川にもっと頑張ってほしいですけれど、藤川は手術もしたし次見る時は別人になってそう。


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