トロントとの対戦は4月4日以来2度目、この日、川崎宗則が右腕中継ぎデラバーに代わってMLB昇格。田中とはNPBで64打数18安打。田中対策か?
1位ブルージェイズと2位ヤンキースは4.5差。

20140617


1回表、いきなり初球をレイエスに右翼席に運ばれる。前回の対戦でもメルキー・カブレラにいきなり一発を喰らったが、3球目だった。初球は初めて。
そのメルキーの当たりは田中の足元を襲う強いゴロ。グラブを吹っ飛ばされるが、田中は丸腰になって素手で一塁へ送球。この機敏さはすばらしい。
バウティスタは三振。
しかしエンカルナシオンは2ストライクから軽打、ロウリーも軽打。速球系に合わせている。
田中はスプリッターでナバーロを三振。難敵である。
裏、いきなり川崎のファインプレーが出る。いいぞ!しかし三者凡退。

2回表、フランシスコをスプリッターで三振、川崎には2ストライクから外角にずばっと速球。1球目もそうだったが、ベストピッチで三振に仕留める。しかしゴーズは歩かせる。またレイエス、2球目のシンカーを打たせて二ゴロ。落ち着いている。38球。

3回表、メルキーは軽打で中前に。バウティスタはしぶとく粘るも三邪飛。主審のベイカーは田中の左打者の外側一杯の球を取ってくれない。これは苦しい。
エンカルナシオンにはぶつける。ロウリーはあまり変化しないスプリッターを打ち損じて左飛。ナバーロはボール3から三振。こういうピンチは何度も経験している。57球。
3回裏、ガードナーの2ランが出る。右翼ポールにかかるネットを揺らした。田中はやはり援護点がもらえる。

4回表、フランシスコは手元が狂って歩かせる。川崎はしぶとくファウルで粘るが8球で三振。ゴーズは二ゴロ。しかしジーターの送球が悪くて併殺できず。レイエスはスプリッターで三振。
裏、トロント先発のストローマンが二死で降板。98球も投げた。主審のコールが辛いのはこれでもわかる。

5回表、3三振で三者凡退。しかし効率が良いとは言えない。ストライクゾーンが横に厳しいので球数が嵩んでいる。すでに91球。

6回表、ロウリー二ゴロ、ナバーロのピッチャー返しは股間を抜かれそうになるが、何とか抑えて一塁送球。この守備もすごい。フランシスコに右中間を抜かれて二塁。しかし川崎は初球に手を出して二ゴロ。104球、もう1回か。

と、思われたがベタンセスが上がった。

球数が嵩んでいるので無理をさせたくなかったのだろう。このところベタンセスへの信頼感が高まっていることも多きい。

各球団は田中の術中に嵌るまいと考え始めている。球数を投げさせる。スプリッターに手を出さない。
今日のトロントはそれが不徹底だったためにうまくいかなかったが、田中のマウンドはこれから少しずつ厳しいものになるだろう。

防御率はついに2点を割って1.99。

最終回、川崎がロバートソンから三塁打。良き哉。

Koryu0618


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