5月1日以来失点していなかった上原に土がついた。しかしそれをチームが救って「災い転じて福」にした。こういう日があっても良い。
ミネソタ・ツインズ戦。0-0で延長に入り、9回を零封したラッキーに続いて上原がマウンドへ。

Uehara-20140618


ウィリンガムをスプリッターで見逃し三振、モラエスを二ゴロと簡単に2死を取ったが、6番パーマリーには1-2から投じたスプリッターを右翼席に運ばれた。
低めに良くコントロールされた球だったが、これをうまく救い上げた。打球は右中間のブルペンに落ちた。

5月1日のタンパベイ・レイズ戦9回、ユネル・エスコバーに左翼席に打たれて以来の失点、今季3失点はすべてソロホームランだ。
後続のエドアルド・エスコバーは打ち取ったが、消沈してマウンドを降りる上原。

しかしその裏、ツインズの救援フィエンに対して1死後、オルティーズが3-2まで粘って6球目のあまり曲がらないスライダーをライナーで右翼ポール際に。上原の負けが消える。

さらに続くナポリは0-2からの3球目の151km/h速球を中堅最奥へ見事なウォークオフ・ホームラン。高かったし、コースも甘かったが。
背番号19は、ホームベースに駆け寄り、ナポリの背中をどやしつけた。荒々しい祝福と感謝だ。

ずっと我慢して投げてきたのだから、こういうご褒美もたまにはあってしかるべき。
チームはこれをきっかけに浮上してほしい。

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