今日の田中はいわゆる「ギアチェンジ」がなかったように思えた。
ボルチモアとヤンキースはアリーグ東地区2位の座を激しく争っている。
1回表、いきなり先頭マーケイキス、2番ピアースに連打を浴びる。両者ともにじっくり球を見極めている。
しかしアダム・ジョーンズをフライアウト、後続を連続三振。塁を進めず。
2回表、2死から若手のスクープに左翼へに一発を浴びる。スライダーが半速球のようになった。本塁打はやはりチェックポイントだ。
3回表、アダム・ジョーンズの安打が出るが他は凡退。しかしここまでで60球。簡単に手を出さないという方針はオークランドだけでなく各球団に浸透しつつある。
4回表、ようやく三者凡退。少し落ち着いてきた。
5回表、二死からマーケイキスを歩かせるが無得点。味方の援護はなし。
6回表、8球で三者凡退。
7回表、まるで1回表の再現のように連打。しかもマチャードは二塁打。この強打者が7番にいるのは脅威。田中はここで踏ん張ることができず、遊ゴロ、犠飛で決定的な追加点を与えた。ギアチェンジできなかった。
こわばった表情のまま降板する。
8回、9回に大量点が入りワンサイドに。イチローは3安打したが(2本目がエラーの判定で2安打に)、他の打者が元気なく惨敗。
田中はやや疲れが見える。また他球団がいやらしい攻めを見せはじた。ここからが踏ん張りどころだろう。
気になるのはスプリットを多投していること。肩、肘の負担が大きくなりそうだ。
ERAは2.11、スコット・カズミアに抜かれ暫定2位。これは大きな問題ではない。
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2回表、2死から若手のスクープに左翼へに一発を浴びる。スライダーが半速球のようになった。本塁打はやはりチェックポイントだ。
3回表、アダム・ジョーンズの安打が出るが他は凡退。しかしここまでで60球。簡単に手を出さないという方針はオークランドだけでなく各球団に浸透しつつある。
4回表、ようやく三者凡退。少し落ち着いてきた。
5回表、二死からマーケイキスを歩かせるが無得点。味方の援護はなし。
6回表、8球で三者凡退。
7回表、まるで1回表の再現のように連打。しかもマチャードは二塁打。この強打者が7番にいるのは脅威。田中はここで踏ん張ることができず、遊ゴロ、犠飛で決定的な追加点を与えた。ギアチェンジできなかった。
こわばった表情のまま降板する。
8回、9回に大量点が入りワンサイドに。イチローは3安打したが(2本目がエラーの判定で2安打に)、他の打者が元気なく惨敗。
田中はやや疲れが見える。また他球団がいやらしい攻めを見せはじた。ここからが踏ん張りどころだろう。
気になるのはスプリットを多投していること。肩、肘の負担が大きくなりそうだ。
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甘い球も多かった相手先発ティルマンですが、打線が打ち崩せず。初回のガードナーのビデオ判定も痛かったですね。
田中ですが、この日は4シームが走っていませんでした。私は毎回Gamedayのマイル表示球速を時速換算して平均を取っているのですが、例えば6/5アスレチックス戦では平均146.4キロでした。前回6/17ブルージェイズ戦では147.3キロ。ところが、本戦では143.7キロなんですよね。MLBの4シームリーグ平均球速がだいたい147キロですから、140キロのNPBの感覚でいえば、143.7キロは137キロぐらいのストレートと言えます。
打ちごろなんですよね。コースは際どいところに投げたとみられる投球もヒットにされているのは、そういった球速減もあるでしょう。
>手を出さないという方針はオークランドだけでなく各球団に浸透しつつある。
打順1順目までは打者もスプリッターに手を出していました(10球中4球で空振り)。しかし、2順目以降の13球ではゴロアウト3本を取ったとはいえ、奪った空振りは僅かに1個に止まっており、見きわめられている感は強いですよね。スライダーも序盤は空振りしてくれていたのが、中盤以降は空振りを奪えなくなっていたのが気がかりです。