今年の阪神は、昨年、素晴らしいパフォーマンスをした中継ぎ投手陣がぱっとせず、上昇できないでいる。そこでNYYを放出された建山義紀を獲得した。
39歳。良く知られているように上原浩治と高校のチームメイト。高校時代は建山がエースだった。
キャリアSTATS

tateyama-01


入団当初は先発だったが、救援に転向し、セットアッパーとして活躍した。キャリアハイの成績を残した2010年オフにFAでMLBに移籍。マイナー契約から昇格した。

テキサス・レンジャーズでは右の中継ぎとしてまずまずの成績を残した。緩い球が主体だが、サイドスローでタイミングを外すことができた。
しかし投球スタイルを覚えられてからは一発を喰らうことが多くなり、徐々に通用しなくなった。

MLBでは相手を確実に打ち取ることができる「マネーピッチ」を持たないと長く活躍することができない。建山にはこれが無かった。
昨年途中にヤンキースに移籍したが浮上することなく放出された。

阪神の投手陣

tateyama-02


先発陣も能見が好不調の差が激しいなど問題があるが、それ以上に中継ぎがつらい。
昨年抜群の働きをした安藤、福原が元気がない。筒井も苦しい。
ここに建山を入れて厚みを増したいと言うことだろう。

岡島秀樹、五十嵐亮太などMLB帰りの救援投手は活躍しているケースが多い。建山も多少は期待できそうだ。

0624


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!


淡口は親孝行だから 川上哲治

好評発売中。アマゾンでも!





クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。興津立雄、本塁打大全

Classic Stats



『「記憶」より「記録」に残る男 長嶋茂雄 』上梓しました。






広尾晃 野球記録の本、アマゾンでも販売しています。