この球団は選手よりも経営陣を補強した。
ボストン・レッドソックスからセオ・エプスタインGMを招いた。エプスタインはGMで招聘されたはずだが、社長になり、BOS時代にエプスタインのアシスタントGMだったサンディエゴ・パドレス=SDのホイヤーがGMに、同じくSDからBOS時代にはスカウトとして敏腕を振るったマクロードがスカウト部長。
セイバーメトリクスを基本に成功を収めたBOSのやり方を、そのまま持ってこようとしているようだ。

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そういう意味では、過渡期の戦力であり、見るべきものは少ない。まさに再建途上だ。

今季で契約が切れるライアン・デンプスター(1400万ドル)、昨年獲得したマット・ガーザ(950万ドル)が二本柱だが、より多くの若手にチャンスを与えるはずだ。

デンプスターは、7月末に放出される可能性もあるだろう。ガーザは15勝を挙げた2010年と内容的にそん色のない出来だった。実質的なエースと言ってよいだろう。

ウェルズ、マホーラム、ボルスタッド、ウッドがローテーション入りを狙う。ただし、ペナントレースをあきらめてからは、若手を数多く試すことと思われる。スプリングトレーニングを見ると、昨年セットアッパーとしていい働きをしたサマルディージャの先発転向も考えているようだ。

クローザーはマーモル。ケリー・ウッド、ラッセルがセットアッパー。

昨年勝手にはじき飛んでチームをやめたザンブラーノはマイアミ・マーリンズ=MIAで来年まで1800万ドルをせしめているが、契約が残っているため年俸の大半はCHCが負担。これも隠れた不良資産。

このチームは、今季終了時には顔ぶれが大きく変わっているのではないだろうか。

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