大黒柱のジョー・マウアーがDL入りし、さらに弱体化したミネソタ打線。しかし田中は苦戦した。
1回裏、ドージャーに2球目を中前に運ばれる。1死後、パーマリーに右翼線を抜かれる。スプリッターが高めに浮いた。早々に1点を奪われる。パーマリーは三塁を欲張ってアウト。
2回裏、ウィリンガムを三振に切って取るがアルシアに右前打を打たれる。しかし後続を断つ。
3回裏、フルドの当たりが二塁内野安打に。続くドージャーは落ちないスプリッターを中前に。一三塁。ここでカート・スズキが二ゴロを打って走者がかえってくる。
4回裏、7球で三者凡退。
5回表、ベルトランとホイーラーのホームランで味方が4点を取ってくれる。
5回裏、一死からフルドに安打が出るがドージャー併殺。
6回裏、カート・スズキが二塁打。パーマリーの二ゴロで三進し、モラレスの一ゴロで得点。4-3。
この時点でわずか72球。ぽろぽろ失点しているが打たれている印象はない。ただ変化球のキレがない。また速球も遅い。ギアチェンジしたと感じさせる球がない。
7回表、ブレンダン・ライアンの二塁打、ガードナーのタイムリー、ジーターのゴロで3点追加。
7回裏、この球数では投げざるを得ない。アルシアは三振に取ったものの、プルーフ、エスコバーに連打されて痛恨の4点目が入った。
QSは単なる目安であって、成績ではない。その意味では12勝を喜ぶべきだが、前代未聞の記録だっただけに残念だ。
この日のミネソタは早打ちで、あまり作戦を考えているように思えなかったが、田中の球をやすやすととらえていた。
やはり疲れが出ているのではないか。
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ここ最近、スプリッターの変化量が小さい気がします。これは疲労からくるものなのか? 変化量大は見逃されてボールになるケースも増えてきため、あえて変化量を小さくし、打たせてとることを狙っているのか?
ところで、あのセカンド内野安打、ライアン変な動きしませんでした?