ウエストブルックがセントルイス・カーディナルス=STLに移籍したが、目減り分は昨年後半活躍したカラスコらで補えると判断した。
その計算は、間違っていなかった。マスターソンとトムリンが活躍し、不振のカーモナもローテを維持、カラスコも何とかもっていたので、7月末の時点でクリーブランド・インディアンス=CLEは、首位のデトロイト・タイガース=DETと2.5差。チャンス到来と、CLE首脳は久々にフラッグシップディールでお買い物をした。福留孝介をシカゴ・カブス=CHCから買うとともに、昨年ノーヒットノーランをするなど大ブレークしたウバルド・ヒメネスをコロラド・ロッキース=COLから獲得したのだ。ヒメネスは不振に陥っていたとはいえ、大型補強として大いに話題となった。

CLEの投手成績。昨年と今年。各STATSのアリーグ14球団での順位、各数値の昨年対比を入れた。

CLE-2011-Pitch1


しかし、ヒメネスは8月9月で11回マウンドに登って4勝4敗、QSは6回と期待外れだった。ヒメネスだけでなく他の投手陣も調子が上がらず、以後チームは27勝30敗と失速し、馬群に姿を消した。

クローザーのペレスは36セーブしたが内容は昨年よりも落ちている。セットアッパーとして期待されたチャド・ダービンも振るわなかった。

しかしながら、このチームの投手はまだ若く、伸び代を感じさせる。特にセットアッパーのジョー・スミス、ヴィニー・ぺスターノは生きがいい。どちらかがペレスからクローザーの座を奪う可能性もあるだろう。
当然、チームは補強をするだろうし、選手の売却もあるだろう。しかし数年前のようにバーゲンセールに走ることはないのではないか。ヒメネスの動向は不明だが、彼が使えないとしても来期のCLEにはかなり期待できそうだ。