一昨日、10月18日はプロ野球にとって不思議な日だった。
この日、オリックスはソフトバンクと、西武は日本ハムと今季最終戦を戦ったが、この試合でオリが勝つか引き分ければ、オリのシーズン3位が決定し、クライマックスシリーズ=CSに進出。オリが負けて西武が勝った場合のみ逆転で西武のCS進出が決まる。

一方、パリーグの最多勝争いは、先に最終登板で勝ち星を挙げた楽天の田中将大が19勝、これをソフトバンクのホールトン、日本ハムのダルビッシュ有が18勝で追い、それぞれオリックス、西武との最終戦で最多勝タイがかかっていた。さまざまにリーチがかかった4すくみという形で、引くに引かれぬ大一番が、18日18時に始まるはずだった。

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しかしダルビッシュは前日に最終登板を回避。ダルが投げれば80%以上の確率で西武は負けていたはずだから、西武のCSの可能性は高まった。

一方のホールトンは、球が高めに浮いていたものの7回を投げて1失点。味方が4点を取ってくれたので、めでたく19勝でタイトルを獲得した。

オリックスは前日まで70%くらいの確率でCSに進出すると思われていたが、すべてが裏目に出て、その日でシーズンを終わることになった。また、チームではあと2本安打を打てば連続の3割となった坂口智隆にもリーチがかかっていたが、それもかなわなかった。

がっちりとスクラムを組んだような4すくみ状態を解いてしまったのは、ダルビッシュだ。先日、ダルビッシュは記録のために投げることを潔しとせず登板回避したのだろうと書いたが、事態は遥かに複雑に絡み合っていた。吉凶禍福は糾える縄のごとしというが、ダルは自分がこんな運命の綾目の上に立っていることを知った上で、そんな決断をしたのだろうか。

オリの岡田監督にしてみればダルが恨めしかっただろう。反対にこれで、西武、渡辺久信監督の首がつながった。

そしてこの日、セリーグでは退任が決まっている落合監督率いる中日が優勝を果たした。さらに、横浜のDeNAへの身売りが実質的に決まった。
たった1日の間に、これほどいろいろなことに決着がついてしまった。

その割には、マスコミは静かだったが、あとから考えてみれば、2011年10月18日は何か大きな歯車が、カチリと音を立てて回った日として記憶されるかもしれない。

結論がなくて恐縮だが、こういう形で記録を残しておきたい。