雨が降ったりやんだりしていたが、試合開始時には路面は乾いていた。秋のような涼しい気候。香川と高知の対戦。
高知は香川と相星の3勝10敗。率直に言って、香川にとって白星のチャンスだったはずだ。
高知の先発はビラセニョール、香川は前日も投げた酒井大介。
「外国人選手」が売りの高知は3番パディーヤ、5番アンヴィ。アンヴィは先日、リーグ初のサイクル安打を記録。前期は内野を守っていたが、左翼。

酒井は球速は135km/h前後だか制球が良い。野手のようにテークバックが小さく、タイミングを微妙にずらしながら投げている。技巧派。
対するビラセニョールは体を傾がせて投げる力投タイプ。しかし制球は悪くない。

sakai


Villa


連投にもかかわらず酒井は高知打線をよく抑えた。3回に四球を足がかりに1点を奪われたが、6回まで失点はこの1点だけ。被安打5.

香川打線はビラセニョールに対し、毎回走者を出した。しかしピックオフで2人の走者が死ぬなど、拙攻が目立った。
あと一本の安打、犠飛、犠打が出ていれば得点できたチャンスが何度かあった。
香川は失策も3つ。貧すれば鈍すというところか。

酒井の後は何と田村。4日間で5連投。2回6人の打者を抑えた。涙ぐましい。

Tamura


そして9回、12日に先発したルーカスが投げたが、失策がらみで失点。

Lucas


高知はビラセニョールのあとはゲレロ、デヘスス。ビラセニョールがMAX145km/h、ゲレロが146km/h、デヘススが150㎞/h、あとからあとから速い投手が出てくる。
最終回は3人が簡単に打ち上げて終わり。

Guerero


試合間隔がNPBよりもあいている四国アイランドリーグplusにあって、連戦が非常に厳しいことはすでに述べたが、もし打線が絶好調であれば、連戦はむしろプラスに働いた可能性が大きい。要するに打線が最低の状態で連戦を迎えたのがこの惨状を生んだのだ。

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この5連戦、香川の先発投手はルーカス(7回失点1)、渡辺(7回失点3)、太田(7.1回失点3)、篠原(5.1回失点1)、酒井(6回失点1)、と見事に責任を果たしている。
使える投手がこれだけいる。香川にとっては、一つの救いだろう。

高知ではアンヴィの打球の速さが目立った。フランス出身、面白い素材だ。

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Score



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