メルマガで週間MVPを決めるため、NPBの週間の選手の成績をずっと記録している。1年半になる。つけて見て分かったのは、今頃でも両リーグともに毎週1~2人くらいは、今季初めて昇格してくる選手がいることだ。
先週は、中日から2人、西武から1人、初昇格選手が出た。
中日の一人は言うまでもなく山本昌、もう一人はドラゴンズファンでもあまりご存じないかもしれない。
古本武尊である。
福岡大大濠から龍谷大を経て2012年ドラフト3位で中日入り。小柄だがパンチのある打者だ。
ファームでの成績を含むキャリアSTATS

Furumoto


1年目はプロの投球に適応できず、ファームのレギュラーに定着できなかったが、2年目の今年は7本塁打34打点と進化の跡が見えた。
そこで、この時期になって昇格。
神宮でのヤクルト戦、7回表に田島慎二の代打で出場し、3-1から遊撃内野安打を打った。
良い当たりとは言えないが、安打は安打。8回から左翼の守備にも就いた。

このあと3試合連続で代打で起用され、三振、捕飛、四球。
まだ、戦力とまでは言えないが、チャンスが少しだけ残っている状態だ。

西武の初昇格者は岩尾利弘。津久見高校から別府大。
こちらもドラフト3位。2009年、同期の1位は菊池雄星、2位は美沢将。



この投手は先発として期待された。制球が良く、いいフォークを持ち、細いがスタミナもあるという評価だったが。
ファームでの成績を含むキャリアSTATS

Iwao


1年目、ファームでは四球を出しまくった。この年の8月に昇格したが、最初の登板では1死も奪えず3被安打、2与四球、3自責点。次の試合も2回で1自責点。
以後、2シーズン上からお呼びはかからず。しかしファームでは先発投手として使われ続けた。
2013年5月に再び昇格し、中継ぎで使われる。最初の3試合は無失点、5/14にはプロ初勝利を挙げるが、以後、徐々に打ち込まれ6/23を最後に降格。
8/6に再び昇格したが1.2回で7自責点と炎上。

2014年もファームで投げ、5勝を上げる。しかし相変わらず四球は多いし、進歩の跡は見られなかった。

9/2のロッテ戦で昇格。1回を10球無失点に抑える。以後2試合も無失点。
このままオフまで一軍に踏みとどまろうと奮闘している。

「グラゼニ」という漫画を読むと、一人ひとりの選手にどれだけ多くのドラマがあるかが実感できる。
古本、岩尾の二人はエリートではないだろう。球団の期待もものすごく大きいとは言えないだろうが、本人は必死で戦っている。家族や後援者は一生懸命応援していることだろう。

プロ野球では今日も、小さいが、懸命のドラマが繰り広げられている。そう思うと、選手が愛しい。一打席も、一球も、おろそかに見てはいけないと思う。

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