毎年草刈り場になるチームがある。昨年はタンパベイ・レイズ=TBだったが、今年はサンディエゴ・パドレス=SDのようだ。
SD-PITCH-20120225







一昨年優勝争いをしたチームの投手陣は解体されつつある。エースのハラングとリーグを代表するクローザーのヒース・ベルがFAで去り、レイトスはトレード、昨夏にはマイク・アダムスもテキサス・レンジャーズ=TEXに移籍した。

結局、昨年規定投球回数に達した投手で残留したのはストーファーだけ。ここ数年期待を裏切っているヴォルケス、8月に肩の故障でDL入りしたモズリーとリチャード、先発に専念するルーブキーがローテーション。いずれも不安の残る顔ぶれだ。

ベルに代わるクローザーはヒューストン・ストリート。押さえとしては二流だ。

唯一セットアッパーはフリエリ、グレガーソン、バス、スペンスと信頼感のある顔ぶれが残っている。

本拠地のペトコパークはピッチャーズパークだ。ERAなど数字はよくなるのだが、割り引いて考えるべきなのだ。
柱と恃む実力者の顔が見えない。これがSD投手陣の実情だ。

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