ブルージェイズは投手陣も昨年より良くなった。これでポストシーズンに進めなかったのは、戦い方が上手くなかったのと、オリオールズと言う同形でさらに充実した陣容のチームがいたからだ。
2013年と2014年の陣容の比較。投手を除くすべての打者。文字のえんじ色は規定投球回数以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左投げ。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

TOR-P


先発はジョシュ・ジョンソンが抜けただけ。救援もダレン・オリバーが抜けただけ。大型補強はしなかった。

しかし規定投球回数以上が2人から3人に増え、JAハップ、新人のストローマンも含めて5人のローテーションがほぼ固まった。

ベテランのディッキーとバーリは、ローテをシーズン通して維持した上に前年よりも投球内容が向上。ともに円熟の投球を見せた。

前年はMLBで投げなかった実質2年目のハッチソンは被本塁打こそ多いものの安定感のある投球。
さらに新人のストローマンは、わずか2年のキャリアだがローテの一角に食い込んだ。

問題があったのは救援陣。クローザーのジャンセンの成績が急落。セシルが何とかものになったが、他の救援陣も頼りなかった。これがポストシーズンを逸した主因だろう。

来季は若手先発投手がさらに伸びてくるのではないか。だとすれば補強ポイントは救援投手ということになろう。


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