なりふりかなわぬ補強を行ったが、結局、ベテランの穴をベテランで埋めることはできなかった。
2013年と2014年の陣容の比較。投手を除くすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左打ち。♯は両打ち。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

NYY-H


昨年はジーターがほぼ全休だったので若いヌヌェスを守らせたが、ヤンキースのレギュラーが張れるできではなかった。
そのジーター、そしてタシェアラの復帰も含め、ガードナーとイチローを除く全野手が入れ替わった。

しかしその顔ぶれは新鮮味に欠けた。マッキャン30歳、ロバーツ36歳、エルズベリー30歳、ベルトラン37歳、昨年後半から加入したソリアーノ38歳、これにジーター39歳、タシェアラ34歳。そしてイチローは40歳。

唯一若手で頭角を現したソラーテは、早々にパドレスに売り払ってしまった。

ヤンキースは若手選手が成長するのを我慢して待つことができない。常に出来合いの一流選手を求めている。この点、巨人とそっくりだ。
しかし、現在のMLB市場では働き盛りの有望選手の多くは、複数年契約で球団に縛られている。
ヤンキースが取ってこれるのは、大型契約明けの力の落ちた選手ばかりなのだ。
今季でいえばエルズベリーはまだかなり働くだろうが、他の選手はそうしたセコハンばかりだ。

結果としてチームの本塁打王、打点王は捕手のマッキャンの23本、75打点、彼は終盤、4番を打っていた。
レギュラークラスの首位打者はイチロー、.284。彼は7番8番しか打っていない。
ジーターの“引退興行”のために、シーズンを棒に振ったという厳しい見方もできよう。

来季はイチローの放出が確定的、ジーターもいなくなるが、A-RODが復帰してくる。彼に三塁を明け渡さなければならない。
ベテラン偏重の打線は、ここしばらく続きそうだが、ジラルディ監督は苦労することだろう。

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