レギュラーは昨年と2人入れ替わっただけ。陣容は昨年からほぼ整っていたのだ。

2013年と2014年の陣容の比較。投手を除くすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左打ち。♯は両打ち。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

KC-H


二塁のクリス・ゲッツ、ボニファシオと右翼のデビッド・ラフ、ジェフ・フランクーアが移籍。二塁にはオマー・インファンテ、右翼には青木宣親が座った。
成績的には大幅にアップしたわけではないが、レギュラーを固定できたことが一番大きかった。
9人のレギュラー中、8人が規定打席以上、ムスタカスも3打席足りなかっただけだった。

故障による欠場がほとんどなかった。補助的にバレンシア、イバニェスが加入したが、出場機会は多くはなかった。

メンバーが固定できたことでパターンができた。エスコバー、青木、ケインら軽量級の打者が出塁し、ゴードン、ペレスらが返す。100打点を超えた打者はないが、得点力の高い打線だった。

さらにダイソンという「走りのスペシャリスト」を青木と併用することで、好機に足も使うことができた。

MLBの場合、同じ打線が2年続くことはまず考えられない。完成された打線は翌年には解体される。
来季どのように変貌するか、注目である。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
1972年坂井勝二、全登板成績



広尾晃、3冊目の本が出ました。