今年のMLBのFA市場はややおとなしいと思っていたが、今日大きなビジネスが成立したようだ。主役はボストン・レッドソックス。
サンフランシスコ・ジャイアンツから強打の内野手パブロ・サンドバルを獲得、さらにロサンゼルス・ドジャースからこれも俊足強打の内野手ハンリー・ラミレスを獲得。
サンドバルは、ベネズエラ出身。ジャイアンツの生え抜き。おっさんの風貌だがまだ27歳。ハンリー・ラミレスはドミニカ出身、MLB入りは2002年ボストン、メジャーデビューも2005年ボストンだったから古巣への復帰と言うことになる。31歳。

いずれも5年1億ドルを超す大型契約になるとのこと。

昨年は主力打者の不在、不振に泣いただけに、働き盛りの野手を二人得て一挙に挽回をはかったのだろう。
サンドバルは三塁手、ラミレスは遊撃手、今年のボストンは三塁が固定できずミドルブルックス、ボガーツ、ホルトらが守った。遊撃はボガーツが守った。若手のボガーツ、ミドルブルックスともに故障や不振で伸び悩み。

サンドバルは一塁起用も含めて考えるのではないか。ラミレスは遊撃、あるいは三塁ではないだろうか。

オルティーズ、サンドバル、まんまる体型の強打者が「大盛」「並盛」みたいに連なるのは見ていて楽しそうだ。

今日時点での主要なFA選手の契約状況。

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ビクター・マルチネスがタイガースと契約を結び直した。ラッセル・マーチンがトロントに行き、ロイヤルズのスターだったバトラーがオークランドへ。
投手ではバーネットがピッツバーグへ移籍した。

今年のFA市場の目玉は打ではこのサンドバル、ハンリー・ラミレスに加えアズドルバル・カブレラ、メルキー・カブレラ、ネルソン・クルーズ(マリナーズのオファーを蹴ったといううわさ)など。
投手ではマックス・シャーザー、ジェームズ・シールズというところ。

やや小粒な感がある。
これから年末にかけて動きが激しくなるのだろう。イチローのうわさが聞こえてくるのは、商売が粗方すんでからだろう。

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