毎年、最低限の補強をしながら辛抱強く選手を使って好成績を残してきたレッズだが、今季は中地区4位に沈んだ。
2013年と2014年の陣容の比較。安打を打った投手を含むすべての打者。文字のえんじ色は規定投球回数以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左投げ。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

CIN-H


フル出場さえしていればいつでもMVP候補に名を上げられる好選手ジョーイ・ボットが今季は100試合も欠場。出塁率でも勝負強さでもリーグ屈指のこの選手が満足に働けなかったことが非常に大きかった。

皿に中軸のフィリップス、ブルースの100打点コンビが揃って打点を激減させる。
チーム力は大幅に減退した。

くたびれてきた秋信守を出して、韋駄天ビリー・ハミルトンを入れたのは素晴らしい選択だったが、肝心の「エンジン」が十分に働かなかったのが痛い。

ただフレイザーが足と長打を発揮したことと、メソラコが、捕手としてはリーグ上位の長打を見せたのは明るい話題だ。

打線としてのつながりが良くなかったことが打点の急減を招いたのだろう。

ボットとの契約は2023年まで。来季も彼の出来不出来がチーム状況を大きく左右するだろう。


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