どの時代にも気になる控え選手が何人かいるが、私にとってはこの選手もそうだった。
愛媛県三瓶高校からドラフト4位で2000年にロッテに。
三瓶という町は、土地が海に向かって滑り落ちている様な辺鄙な場所だ。私は自転車でこの街をくまなく回って好きになった。そのこともあるのかも知れない。
キャリアSTATS
立派な体、右投げ左打ち。打席では打ちそうな雰囲気があるのだが、長打は少なく打率も低かった。プロ入り初打席で本塁打を打ったが、以後は目立たなかった。
足も速いとは言えず、もっぱら守備固め。当初は遊撃だったが後には一塁、三塁などを守ることが多くなった。
金泰均がいた頃は、金が6回、7回で退いた後ファーストミットを持って出てくることが多かった。1回くらいは打席に立ったが、ほとんど安打は打てなかった。
ミットさばきは柔らかく、うまい野手だったが打てないことが最大のネックだった。
私は知らなかったが2001年に右ひざ前十字靱帯断裂、2008年には頭がい骨骨折の大けがを負っている。こうした不運も彼の可能性を削ったのだろう。
優しい顔つき、2014年は一軍昇格が無かった。二軍では68打数18安打だったが本塁打は出なかった。
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1973年佐伯和司、全登板成績
広尾晃、3冊目の本が出ました。
折れたバットが直撃して負傷交代、
バッティング練習の打球が直撃して頭蓋骨骨折、
平凡なサードフライを打ったかと思えばサードが捕れずサード前二塁打、
その次の打席では満塁で初球ゲッツー、
サジェストに「暗黒」、
なんとも不思議な、それでいてファンに愛された選手でした。