起用した投手数が29人から22人へ、これは陣容が固まって上向きに転じたことを端的に表している。
2013年と2014年の陣容の比較。文字のえんじ色は規定投球回数以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左投げ。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

NYM-P


昨年、エース格になった2年目のハーベイはトミー・ジョン手術から復帰せず。大負けしたヘフナーとマルカムを放出。
大ベテランのバートロ・コロンを入れた。
薬物疑惑がついて回るが、コロンの老獪な投球は健在。点を取られてもイニングを稼ぐ名人芸を見せた。

ローテ争いには、ニース、ホイーラー、ジー、新人のデグロムに加え、メヒア、そして松坂大輔が参加していた。
いずれも素晴らしい投球とまではいかないが、ERAを見る限り合格ラインに達していたのではないか。打線の援護があれば、もう少し勝ち星は増えそうだ。

松坂大輔は救援ではERA3.44、先発では4.24。WHIPは救援1.34、先発1.35と大差ない。長い回を投げると捕まることが多くなったのだ。スタミナに問題があったと言わざるを得ない。

救援。メヒアは平凡だったが、ファミリア、エジン、ブラックなど活きの良い中継ぎが出てきている。

おかしなことをしなければ、来季の投手陣はそのまま底上げされるのではないか。
コロンはもう1年契約が残っているが、彼ではなく他にエース格が出てくれば展開は明るいだろう。


私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
1973年佐伯和司、全登板成績


広尾晃、3冊目の本が出ました。