〇〇世代が大きな話題になったのは「松坂世代」からだろうか。大相撲には、はるか以前に「花の二八」というのがあったけど。
世代で選手を切ると、時代、世相や野球の傾向が見えてくる。「おや?この選手とこの選手が同期か」という意外性の楽しみも出てくる。

今朝の新聞によれば、大谷翔平など94年組の同期会が結成されそうだと言う。
恐らく一番若い「〇〇世代」だろう。

NPBの“大谷世代”

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まだ高卒ドラフトの選手だけだ。2014年のドラフトで木更津総合高卒の高橋慎之介が入団したが、プロから指名されなかった選手の多くは大学や社会人、独立リーグなどで2年目のシーズンを終えている。

2012年組27人の内、一軍の試合に出たのはまだ12人。大谷翔平と藤浪晋太郎が頭抜けている。打者では大谷、投手では藤浪がほとんどの記録をもっている。

しかしロッテでポスト里崎に名乗りを上げた田村龍弘、中日で今季5勝を挙げた濱田、楽天のマウンドに上がり始めた森雄大、広島で外野手として活きの良いところを見せつつある鈴木誠也など、二人の背中を追いかける選手も出てきた。
中には相内誠(現在は誠)のように、グランド外で話題を振りまいた選手もいたが。

松坂世代も松坂大輔だけでなく、杉内俊哉や和田毅、藤川球児など後追いの選手が松坂を目標に頑張ることで、世代としての盛り上がりができた。

大学に進んだ“大谷世代”がドラフト指名されるのは再来年のことになるが、すでに創価大の田中正義(投手)、函館大の吉田雅喜(投手)、富士大の小野泰己(投手)、早大の竹内諒(投手)などの名前が挙がっている。

野球以外に目を転ずれば、羽生結弦、萩野公介、瀬戸大也、村上佳菜子、秋山大地らも“大谷世代”だ。そう呼ばれるのは不本意かもしれないが。

ペナントレースと違い、同世代の出世レースは息の長い持久レースだ。
今は大谷、藤浪が突出しているが、最終的にはこの世代は、“何世代”と呼ばれるようになるだろうか。


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