世界一に輝いたサンフランシスコ・ジャイアンツは勝ち星ではリーグ4位に過ぎなかった。しかし、STATSは間違いなく勝者のそれだった。

2013年と2014年の陣容の比較。安打を打った投手を含むすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。*は左打ち、+は両打ち。
表外のRankは、リーグ15球団のランク。

SF-H


一塁のブランドン・ベルトは調子が上がらないまま7月10日にDL入り、代わりにイシカワ、サンチェス、デュバルらが守るが固定はできず。
二塁はベテランのスクータロから、MLB出場は2年ぶりにヒックスに代わったが、全くの不振。ルーキーのジョー・パニックを起用して成功した。
俊足のアンへル・パガンは7月全休。この間をブランコらが埋めた。

しかし他のポジションは安定感があった。
リーグ最強捕手の名も高いポージーが前年よりも成績を上げた。
クロフォード、サンドバル、オリオールズから新加入のモース、ハンター・ペンスらは平凡な成績だったが、打線のつながりを生んだ。

図抜けた選手がいなくとも、レギュラーを固定することがいかに重要かを物語っている。
来季はサンドバルが抜けるが、人気はともかく、戦力的な損失はそれほど大きくないのではないか。



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1973年加藤初、全登板成績


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