阪神は16日、マット・マートン外野手と来季の契約を締結したと発表した。単年契約で、年俸は4億5000万円。

外国人打者としてマートンは、すでにトップクラスの選手である。あと3年この調子で試合に出続ければ、4000打数を超える。
4000打数以上の外国人選手の打率5傑。RK2はNPB全体での順位。

Murton01


マートンの通算打率は.317、NPBはゆるやかに打高投低に推移しており、33歳のマートンが働き盛りであることを考えても、彼がレロン・リーを抜いて外国人1位、つまりNPB1位になる可能性もあるだろう。

キャリアSTATS

Murton02


よく知られている通り、彼はエリートである。ジョージア工科大からドラフト1順目で2003年にボストン・レッドソックスへ。
同期にはニック・マーケイキス、アーロン・ヒル、アダム・ジョーンズなどがいる。

マイナーでの数字を見ると、いかにも打撃センスが良さそうである。打率が高く、二塁打が多い。ミートが巧みで速い打球を打つことができる。
2005年にトレードでカブスに移籍。
2006年にはレギュラーとなり、人気者となるが、翌年以降燻る日々が続き、アスレチックスに移籍。ここでも芽が出ず阪神へ。

少し運が変わっていたら、マートンはMLBで安打製造機になったかもしれない。

NPBでの活躍は今更言うまでもない。きれいなライナーを甲子園のあちこちに打ち分けた。怪我や故障も少なく、確実に計算できる打者。

肩が弱いため左翼しか守れないが、破たんの無い堅実な守備。

何度か選手や監督とトラブルになった。神経質な部分はあるが、ベンチでメモを取るような真面目さ、研究熱心の裏返しでもある。

糸を引くような安打、アグレッシブな走塁は、今や阪神の「名物」でもある。

阪神は1年契約をしたが、その功績からしても、できれば永くNPBで活躍してほしい。
年俸の高騰がそれを阻む懸念があるが、彼はNPBの歴史に名を残すべき選手である。



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
船田和英、全本塁打一覧|本塁打大全




広尾晃、3冊目の本が出ました。