20歳代の通算安打数のランキング。若くして順調にレギュラーの座を獲得して、活躍した選手ということになる。
通算安打順、20傑。※早生まれ。
年代別安打数の稿でも紹介したとおり榎本喜八が一位。「早熟の天才」だったことは間違いないだろう。
松井稼頭央が出てきたときは「イチロー二世」という印象があった。四球が少なくとにかくよく安打を打つ。全盛期、9年でMLBに移籍した。10年いれば、確実に榎本を抜いただろう。
張本勲も榎本と似たタイプか。榎本と違うのは30歳代になっても衰えなかったと言うことだ。
土井正博は右打者では最多。無冠の帝王だったがシーズン最多安打を2回取るなど確実性のある打者だった。
松井秀喜はON以降の日本人最強打者だが、打率も高く安打数も多かった。
王貞治は21歳までは平凡な打者だったが一本足になった22歳から大ブレーク。安打数も急増した。
青木とイチローの20代の成績がよく似ているのは興味深い。ともに8年でMLBに移籍。この二人もあと2年NPBにいれば300安打は積み上げただろうから、榎本を抜いていただろう。
打率もこの2人がずば抜けている。
20代で1100本打っている選手は、MLBに行かない限り2000本は「当確」だと言うことは言えよう。
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この表に出てくる選手たちは、ほとんどの選手が高卒で入団していますが、その中で青木が唯一の大卒です(山内一弘は社会人出身ですが、20歳で入団)。しかも1年目はほとんど試合に出ていないということを考えると、驚異的なペースで打ち続けたということになります。たらればは禁物ですが、NPBに残っていたら、大卒選手として初めての3000安打の可能性もあったのかもしれません。