「祭りの後」という感が強い。とにかくレギュラーが確定できなかった。
2013年と2014年の陣容の比較。安打を打った投手を含むすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。ブルーは新外国人。表外のRankは、リーグ6球団のランク。
鉄平が去った。
銀次は三塁でベスト9を取ったが、三塁守備は71試合、一塁守備が74試合。銀次を正三塁手にすると、一塁には31試合に守ったアンドリュー・ジョーンズを入れることになる。
DHは、そうなると松井稼に。
ベスト9が組めなかったと言うことが、今年の楽天の低迷を物語る。
得点力でいえばMLBに復帰したマギーに代わって獲得したユーキリスが機能しなかったことが大きい。投手はジョーンズを攻め立てるだけでよくなった。またジョーンズがいくら出塁してもらちが明かなかった。
松井をユーティリティにして西田が遊撃の正位置に。ユーキリスも褒めていた通り動きの良い野手だが、まだ打撃は松井に及ばない。
大枚をはたいて獲得した後藤が全く機能しなかったのも大きい。
外野もガタガタ動いた。昨年ブレークした岡島は今年も数字をあげたが、巨人から来たボウカーも期待外れ。あとは牧田、島内、枡田、聖澤というおなじみの顔ぶれが、どんぐりの背比べをしただけ。
大久保監督はまず、レギュラーを固めるところからスタートすることになろう。
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広尾晃、3冊目の本が出ました。
島内の出遅れや不振は昨年左肩を痛めたことで、ある程度予想されうるべきことでしたが、枡田と聖澤の不振が痛かった。昨年59.72のRCだった聖澤は相次ぐ怪我で今年は22.72に半減以下でした。
一般に打撃でも貢献しなければならないレフトのポジションも、大きく足を引っ張っています。
楽天の左翼手OPSは2010年以降5年連続でリーグ平均値を下まわり続けている中、今年は守備でも拙守を露呈。
ボウカーや慣れない松井稼や後藤などをレフトで使ったツケなのでしょう、楽天は被三塁打リーグ最多35本を記録しましたが、打球方向を調べてみると、あんぐり。
普通なら三塁との距離から三塁打はあまり発生しない左翼・左中間で喫する回数が18本と多く、まさに攻守でお荷物のポジションと化していました。