昨年、信頼感が高かった投手陣は今年、大きく精度を落とした。
2013年と2014年の陣容の比較。安打を打った投手を含むすべての打者。文字のえんじ色は規定打席以上。
2013年のグレーは移籍した選手。2014年のえんじ色地は新加入。薄緑色はマイナーからの昇格。ブルーは新外国人。表外のRankは、リーグ6球団のランク。

SL-P


問題児だった涌井がロッテに、サファテがソフトバンクに、同一リーグに移籍したのは痛い。石井一久が引退。

補強は「定食メニュー」みたいな外国人二人だけ、中郷と小林は「使えればもうけもの」というところだ。


岸、牧田の両輪は信頼感のある投球。菊池は勝ち星に恵まれなかったが、昨年より進歩。
しかし昨年リーグ一の少なさだった四球がリーグ最多になったのは、菊池の投球回数が増えたことが大きい。「出来の悪い左の松坂大輔」は昨年よりも34個も四球が増えた。
野上は成績を落とした。

十亀剣を救援にコンバート。しかし5月10日には再び先発に。監督交代劇もあって中途半端な起用になった。その挙句に7月初旬でシーズンを終えた。
レイノルズは「ハズレ」。

救援では、明るい兆しも。2年目の高橋朋己がクローザーとして素晴らしい活躍。制球もよく、再度からのスライダーが決め球になった。
やや打ち込まれたもののウィリアムスがセットアッパーとして良い働き。
増田達至、岡本篤志もフルシーズン働くことはできなかったが内容的には良かった。
ボウデンも「ハズレ」。

打線よりはかなりマシな投手陣である。菊池、野上と言った「半人前のスターター」を一本立ちさせることが必要だろう。
この球団は比較的故障者が多いが、これも課題だろう。



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
D.ビュフォード、全本塁打一覧|本塁打大全




広尾晃、3冊目の本が出ました。