先日の高校野球大阪府予選決勝では、前日177球を投げた大阪桐蔭のエース藤浪晋太郎が、格下と見られた東大阪大柏原打線に5失点した。最後は満塁押し出し敗戦と言う結末だった。相変わらず日本のアマチュア野球は球数を抑えるという発想がない。アマチュア野球のエリート街道を走ってきた斎藤佑樹にも、その意識が希薄なのではないかと思った。







立ち上がりから速球がお辞儀をしているように思えたが、鶴岡はそれでも速球主体で投球を組み立てた。最初コントロールが悪かったが、かえってそれが狙い球を絞らせなかった。

初対戦からそうだが、斎藤は井口資仁を警戒している。常に外側の球でかわそうとする。ルーキーなのだから思い切って勝負をしないと、力関係が定まってしまうと思えた。

ただ、この日は強い当りが小谷野のグラブに引っかかったり、陽のファインプレイが出たりして、さすが本家「持ってる」投手だと思わせた。

5回に入ると、体力的に苦しくなったようで、ストライクが入らなくなった。6回はもうあっぷあっぷという感じ。体調は万全ではなかったのだろう。4,5,6回と被安打がなかったのは幸運と言うべきだ。

勝ち星は付かなかったが、6回を4被安打5与四球ながら0封したという事実が大事だ。ただし102球。千葉ロッテの成瀬は同じ6回で82球だった。球数を抑えることと、打たれても良いという気で思い切って投げることが必要ではないかと思えた。

できれば登板間隔をあけることなく、ローテーションの一員として投げながら力をつけてほしい。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!