今、黒田博樹は元気いっぱいだ。腕が振れている証拠に、10個も空振りを奪った。





黒田のロサンゼルス・ドジャース=LADと同地区のコロラド・ロッキーズ=COLは、1.5差で3位争いをしている。トッド・ヘルトンが先発を外れているが、COL打線はLADよりも元気である。

この日の黒田は前回に続いて、4シーム系の速球を多く投げた。シンカーよりも今は「使える」と判断しているようで、150km/h超の動かない速球でストライクを多く取った。

5回、簡単に2アウトを取ってから3者連続安打で1失点。この回は「打たせて取る」意識が強すぎて、配球が単調になった感があった。しかし、ランナーを2人置いてセス・スミスを敬遠し、続くタイ・ウィギントンを三球三振。充実していた。

しかし、今のLAD、とりわけ黒田が投げているときのLADでは、1失点は致命傷なのだ。

6回112球で降板した時には、味方の援護は0点。マッティングリーは13敗目となる黒田に悪いなと思っただろうが、黒田はもう何とも思わなかったかもしれない。



7月31日のトレード期限前に、シカゴ・カブス=CHCの福留孝介がクリーブランド・インディアンス=CLEへ。チームリーダーの秋信守が6月24日を最後にDL入り。アリーグ中地区でデトロイト・タイガース=DETを1.5差で追うCLEにとって、この穴を埋めるのは大きな課題だった。福留は良いチャンスを与えられたが、あくまで今季限りのパートタイマーであり、ここで数字を上げない限り次はない。正念場だ。

黒田博樹も、次回登板は別のチームで投げている可能性が極めて大きいのではないか。今日の投球は他球団のバイヤーに対して、良いアピールとなっている。

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