「川藤さん、巨人の新外国人のフィールズ、どう思いますか。内角球にも強くて、長打力もある。確実性もあるそうですが」
川藤「ほんなら、何で日本に来たっちゅーねん」
関本がショート坂本のグラブをかすめる安打
桑田「グライシンガーが微妙にボールに回転をかけているんですね。だからテレビではわからないですが、打球が微妙にイレギュラーしているんですね」

川藤「(今年の阪神巨人戦は)なかなか点が入りづらいですね。わいわいわいわい打った打った打ったには程遠い伝統の一戦ですね」

桑田「阿部は、ブラゼルが打つ気になっているのを見て、外そうとしたんですが、グライシンガーは、ストライクを投げてしまったんですね。彼は、ベースを外れても振ったらストライク、ファウルでもストライクが取れることを学ぶべきですね」

いやー、この二人が解説席に並ぶときついわ。落差が激しくて。
同じ野球人とはとても思えない。飲み屋のおやじと大学院生が酒席で一緒になったみたいで。川藤さんも、最近はそれなりに解説っぽいことも言うのだが、桑田とはレベルが違う。

テレビを見ている人が期待しているものはさまざまだろうが、少なくともこの二人が噛み合うことはまずないだろう。

これまで、川藤の相方は掛布だった。掛布もなかなかの理論派だが、川藤の言いたい放題を引き取って、それを解説するなど、コンビネーションがあった。しかし、桑田は川藤と人間的な接点がないから、話の継ぎ穂がない。結果、アナを挟んで話題がぶつ切りになる。

昨日の阪神巨人戦は、藤川が浮足立つなど最後まで目が離せないいい試合だったが、解説は終始おさまりが悪かった。

一度、桑田真澄が全部仕切る野球中継を見てみたい。見ればわかるのだから、アナウンサーもなしでもいい。カメラワークなんかも桑田が考えればいい。彼がどんな視点で野球を見ているかを、余すところなく知りたい。

川藤さんが仕切る野球中継は…、間に合ってます。



私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひ、コメントもお寄せください!