打撃練習を一通り見てから、ブルペンに移動する。
道すがら、呉昇桓が、韓国三星との練習試合のために訪れている、韓国の審判団に取り囲まれ旧交を温めている。

ここのブルペンは最高である。真横に一般見物客のためのスタンドが設けられている。

前列は報道陣のための席だが、ブルペンのすべてが見通せる。向かい側はファンクラブなどの席。素晴らしい。

藤浪晋太郎と金田和之が投げている。金田はすでに90球。投げ込みの日のようだ。
藤浪は投げ込んではいない。

目の前で、NPB日本人選手史上二番目に背の高い男が、体を大きくしならせて投げている。なんて広いステップなのだ!細長い物体が、ゴムのようにどこまでも横に伸びていく。
これには唸った。

捕手のミットは「ビターン!」と痛そうな音を立てている。ものすごい勢いだ。

体のしなり方は本当にほれぼれする。藤浪ファンになってしまいそうだった。

ブルペンを出て、サブグランドに行くと、マット・マートンとマウロ・ゴメスがゆっくりと体を伸ばしていた。彼らは別メニューのようだ。

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