ストーブリーグの主役だった。
左側が昨年の戦力、右側が今季。左側、移籍はオレンジ、戦力外、引退はえんじ色、右側、ブルーは他球団からの移籍、グレーは新人。文字のえんじ色は規定打席以上。

OB-H


2014年の年俸総額は24億円。楽天の方が27.9億円と多かったのだ。今季は37.5億円。一気にNPB3位になった。

野手の大きな補強としては、トニ・ブランコ、中島裕之、小谷野栄一とレギュラークラスの3人を獲得。

しかしこの3人はいずれも内野手。ブランコはペーニャの代わりにDHで起用するだろうが、中島と小谷野は昨年レギュラーだった安達、ヘルマンと競合する。おそらくは平野恵一、原拓也、T-岡田らも含めて、ポジション争いが活発化するだろう。
3人の戦力がそのまま上積みされるわけではなく、何割かは相殺されよう。小谷野が外野に廻るケースもあろう。

昔の巨人がよくやったように、大戦力を補強したのはいいが、それをうまく使いこなすことができず、自滅する事態も少し考えられる。

オリックスは2009年、タフィ・ローズ、ラロッカ、アレックス・カブレラに加え、ホセ・フェルナンデスを獲得。外国人の一大戦力を形成したことがある。しかし彼らに故障が多発してチームは最下位に沈んだ。
その二の舞もないとは言えない。

働き盛りの糸井嘉男、リーグ屈指の捕手になった伊藤光と、使える選手が多い。新戦力もさることながら彼らがしっかり実績を残すことで活路が開けるのではないか。



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