「わしに逆らう奴はみんな出ていけー!」ビリー・ビーンお父さんがちゃぶ台をひっくり返したようになっている。
左側が2014年、右が2015年の陣容。欄外は移籍元、移籍先の球団。えんじ色は規定打席上。

OAK-H


昨年のレギュラーで残っているのは、エリック・ソガード、ココ・クリスプ、ジョシュ・レディックだけ。
あとは、昨年シーズン中にでたセスペデスを皮切りに、全部いなくなった。

自慢の捕手だったノリスの後には昨年は一塁を守ることの方が多かったボワト、一塁はモスに変わってアイク・デービス、二塁はベン・ゾブリスト、三塁はスターダムに上がりかけだったドナルドソンにかわってブレット・ロウリー、遊撃はジェド・ロウリー(ややこしい!)に代わってマーカス・セミエン。、外野はセスペデスに代わってフルドまたはジェントリー、DHはカヤスポに代わってビリー・バトラー。

昨年はOPSが8わりを超える野手はいなかった。確かに調子は良くなかった。
とは言っても、主軸の二人を放出するとは考えられない。

「マネー・ボール」には、嫌なことがあった腹立ち紛れに2、3人の選手の首を一気に切るビーンの姿が描かれているが、激情に駆られて再建モードにした可能性もある。
何しろビーンは雇われGM出はなく、オーナー様のひとりでもあるのだ。

この中でアスレチックスらしい人選と思えるのは、
セイバーの申し子とも言うべきゾブリストとバトラーくらいか。

あとはさえない選手が多い。
招待選手も実績のある選手は皆無。
ビーンGMは、ココ・クリスプ以外の既存の選手には興味がないようだ。
今季は掘り出し物だけでペナントレースを戦うつもりらしい。

マネー・ボールはいよいよVer.3.0にはいるのだろうか。

4/8補遺

OAK


ビーンGMお気に入りのクリスプがDL入り。開幕戦はゾブリストを左翼に廻し、ソガードを二塁に。ゾブリストはこういうときに便利だ。

私のサイトにお越しいただき、ありがとうございます。ぜひコメントもお寄せください!




クラシックSTATS鑑賞もご覧ください。
渡辺清、全本塁打一覧|本塁打大全



広尾晃、3冊目の本が出ました。