もう一つ、遊撃手の守備記録について。併殺参加数。
併殺の技術は、確実に進化していると思われる。昔よりもプレーのパターンが増えている。無理な体勢から2つアウトを取る技術は、MLBのプレーの影響を受けていると思われる
併殺記録は1940年代以前は記録されていない。それ以降。50傑。

SS-DP


1位は守備機会でも2位に入った南海の小池。この年の南海はエース杉浦忠に衰えが見え、三浦清弘、森中千香良、皆川睦男、スタンカなどの投手が似たような成績を上げていた。いずれも剛腕ではない。ゴロは多かったのだろう。

2位に2008年の鳥谷敬が入ってくる。この年の阪神の二塁は平野恵一、三塁は関本賢太郎。特に平野は俊敏な二塁手だ。私はこの選手の体の動きに見惚れたことがある。主に平野とのコンビで多くの併殺を生み出した。おそらく小池のときにはなかった併殺のパターンが結構あったのではないか。

以下80年代、60年代、近年の遊撃手が混在している。こちらの方が遊撃手の能力をより正しく示しているかもしれない。

それにしても鳥谷敬と言う遊撃手はもっと評価されても良いと思う。圧倒的に手数の多い遊撃手だったのだ。阪神の投手陣は鳥谷に救われてきた。
それだけに、昨年の落ち込みが気になるところだが。

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