この本、書店の店頭によく映えている。大したものだ。
2012年のドラフト会議、私は入院中のベッドで見ていたが、MLBを志向する大谷翔平を説得した日本ハムは見事だった。

大谷翔平に対する日本ハムのプレゼン資料は、歴史的な価値がある|2012ポストシーズン


当時18歳だった大谷翔平に対してごまかさず、はぐらかさず、強圧的にも出ず、丁寧に説得した。そして、大谷も十分に納得して日本ハムに入団したのだ。
この決断を日本ハムはもちろんのこと、大谷翔平自身も「良い選択だった」と実感していることだろう。

今年の、開幕戦、日本ハムのスタメンは12球団一若かった。メンバーには将来性豊かな華のある選手が揃っていた。

陽岱鋼、中田翔、西川遥輝、中島卓也、上沢直之、吉川光夫、中村勝、宮西尚生、そして大谷翔平。

ダルビッシュがMLBに去り、主砲の糸井嘉男もオリックスに移籍したが、日本ハムは後から後から若い人材が登場する。
独自の「教育コーチング」システムの賜物だろう。技術面、身体面もさることながら、メンタル面でのしっかりしたケアが、選手の成長を促すのだろう。

大谷翔平は、その最たる例だと言えよう。彼は多くのファンや関係者の想像を上回る成長をした。張本勲がいくら「喝!」と叫ぼうが、それは事実だ。
顔つきも変わってきた。眼光も鋭くなった。

この写真は、昨年の京セラドームでのポストシーズンの試合前。写りが悪くて恐縮だが、大谷がキャッチボールをする前を通る大阪桐蔭高校の吹奏楽部女子の何人かは、一瞬で大谷ファンになったのではないか。

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本自体は、ビジュアル中心。ファン向けの体裁だが、そこにしっかりと大谷や栗山監督の言葉などが掲載されている。

この本は「ゆるすぽ」の小島克典さんなどが中心になって作られた。
実は名護市の日本ハムのキャンプで偶然小島さんにお目にかかったことから、少しだけ私もかかわっている。大谷のはるか前の二刀流の先駆者である関根潤三に関する稿だ。
関根は小島さんの日大三中(髙)の大先輩にもあたる。小島さんによる関根大先輩のインタビューに加えて、データ部分を私が担当した次第。実にうまくまとめていただいている。

この本は、大谷翔平の「今」を知る上で、かっこうの資料だ。値段もいい線を衝いている。
恐らく、売り切れ必至だろう。是非お買い求めを。


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