使い込んだ名車を部分的にレストアして大事に使うように、チーム作りをしてきたブレーブスだが、今オフはすさまじいリストラの嵐だった。

左側が2014年、右が2015年の陣容。欄外は移籍元、移籍先の球団。えんじ色は規定打席以上。

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昨年、ブレーブスでMLBの試合に出場した19人の野手の内、11人が姿を消した。そして8人が新加入。

捕手のガティスは2年目、強打で売出し中だったが、投手のホルティネビックらとのトレードでヒューストンへ。
若い控え捕手のクリスチャン・べタンコートが抜擢された。

二塁のトミー・ラステラは昨年売り出したが、救援投手のビスカィーノとのトレードでカブスへ。

アップトン兄弟の弟、ジャスティンは、二塁のジェイス・ピーターソンなどとのトレードでサンディエゴへ。
急速に衰えつつある兄は今季からBJ改めメルビン・アップトン・ジュニアとなったが5年契約の2年目のため残留。不良資産化しそうだ。

生え抜きのジェイソン・ヘイワードはシェルビー・ミラーなどとのトレードでセントルイスへ。代わってジョニー・ゴームスがやってきた。

またボルチモアからは働き盛りのニック・マーケイキスがFAでやってきた。さらにAJピアジンスキー、アルベルト・カヤスポも。

要するに引き抜きやFAで選手が流出したのではなく、球団の意志としてリストラを敢行したわけだ。

ワシントン・ナショナルズが強大化する中で、チームの大変革を考えたのだろう。急造のチームがどれだけ機能するか、注目したい。

4/8補遺


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キンブレルの代わりにキャメロン・メイビン、カルロス・クェンティンを獲得。戦力アップとは思えないが。ケリー・ジョンソンを招待選手から引き揚げた。

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