昨日のスポニチ
DeNAの高田繁GM(69)は2日、ユリエスキ・グリエル内野手(30)に契約解除を通告したと発表した。弟のルルデス内野手(21)については制限選手として手続きを取った。
これまで、何度も外国人選手の「ぼったくり被害」にあっているNPBとしては上出来だと思う。主力選手を失ったのは痛いが、少なくとも金をどぶに捨てずに済んだ。

「契約は守る」「先に契約した相手を優先する」など、資本主義社会での基本的なルールも、共産主義国では通用しない。
何事も国家を指導する共産党第一、約束も、契約も、共産党指導者の一声でひっくり返る。こういう国では国民も自己の利益を第一に考えざるを得ない。中国や北朝鮮でも見られる意識だ。

そもそも、グリエルの身分は「キューバ国内リーグ」の選手のままだった。彼はNPBにレンタルでやってきていたに過ぎない。キューバ内部での事情を言い訳にされれば、NPB側は引き下がらざるを得ない。
前にもふれたが、キューバは7月にナショナル・チームを組んで国際試合をすると言われている。グルエルもロッテのデスパイネも、そのときには、そちらに行ってしまう可能性が大だった。

グリエル、デスパイネは2013年のWBCのキューバ代表の一員だった。この時の顔ぶれの現在のステイタス(キューバ国内リーグは一部不明の部分あり)

Cuba-WBC-After


中軸を打ったホセ・アブレイユは昨年MLBにデビューして一時は本塁打のタイトルを奪いそうな活躍をした。契約は6年6800万ドル。
またヤスマニ―・トマスは今年アリゾナ・ダイアモンドバックスと6年6850万ドルの契約を結んだ。

彼らとそん色ない「キューバの至宝」の一人だったグリエルは、DeNAと1年5億円、400万ドル強という契約をしたことを後悔していたのだと思う。
できることならその契約を破棄して、すぐさまアメリカに行きたい。アメリカに行くには亡命しなければならないが、米とキューバの雪解けが進む中、昔ほど敷居は高くなくなった。

普通に考えればもう1年だけDeNAでプレーをしてそれからMLBに行くべきだが、彼らはそうは考えなかったのだろう。

セぺダは明らかに力が衰えていたから巨人との契約に甘んじたのではないか。

こうなるとロッテのデスパイネも微妙だ。彼は今年2.5億円+出来高。たかだか200万ドルで契約している。MLBなら数倍の大金を手にすることができるかもしれない。
気がもめるところだ。

DeNAは、キューバ政府と直接交渉したそうだ。巨人がセぺダと交渉した際も政府を介したようだが、球団と言う私企業は一国の政府のカウンターパートにはなりえない。

ここはNPBが乗り出すべき時だと思う。熊崎コミッショナーの出馬を期待したい。



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