考えてみれば、NPB復帰後の黒田はヤクルトにしか投げていない。オープン戦2戦も、公式戦1戦目も燕だった。中日には通用するか。


Kuroda20150404


1回裏、シンカー(2シーム)を警戒する中日打線に対し、黒田はカットボール、カーブなど意表を突く球種を織り交ぜた。大島はスプリッターで三振、亀沢は初球を打って右飛、平田にはいろいろな球種を見せて遊ゴロ。無難な立ち上がり。

相手の八木は左の横手投げ。日ハム時代新人王。オリックスを戦力外となり中日に拾われた投手だが、球のキレが良い。

2回裏、黒田は明らかに投球の組み立てをMLB時代から変えている。中日打線が球種を読めていないので、多彩な球種で裏を欠いている。ルナは遊ゴロ。福田には外側から内角に切れ込んでくるシンカーで見逃し。左打席のエルナンデスは福田に投げたのと同じコースの球を見事に弾き返す。しかし藤井は追い込んでからスプリッターで三振。31球。

3回裏、松井雅をスライダーで三邪飛に打ち取って投手の八木。ボールを置きに行ったことでリズムが悪くなり、歩かせる。大島にも手こずるが、最後は素晴らしいシンカーを内懐に投げ込んで三振。亀沢はスライダーで三ゴロ。51球。やや球数が嵩んでいる。

4回表、菊池が安打で出るがピックオフでアウト。広島は拙攻が続く。

4回裏、ややボールが高いが、決め球はきっちり打ち難いゾーンに入っている。中軸の3人が簡単に打って三者凡退。60球。右打者にはつけ入るすきを与えない。
ここで黒田はベンチ裏に下がる。

5回表、走者が2人出るが二死、打席は黒田。三振。広島打線は繋がらない。

5回裏、中日ベンチは「ファーストストライクから積極的に打っていく」方針に変更したようだ。
待っていてもカウントは有利にならない。エルナンデスがジャストミートの右前打、藤井が送り、松井雅は2球目を右前に運ぶ。八木は代打を送らずそのまま打たせる。初球を二ゴロ。エルナンデスが三本間で憤死。大島は速球系に山を張って二塁打。亀沢の当たりは中前に落ちるポテンタイムリー。さらに平田の時に亀沢が走り、二塁菊池の動きの逆を突く内野安打。ルナは三振。
タイミングが合った。ルナは三振。8人の打者で3点を取ったがわずか14球。計74球。

6回裏、同様に好球必打で来た中日打線に対し、黒田は配球をガラッと変える。スプリッター中心に投げ込んで芯に当てさせない。藤井に安打が出たが9球で仕留める。83球。

7回裏、八木の代打高橋周平は二ゴロ。大島は逃げていくシンカーを引っ張るも右飛。亀沢にぶつけるも、平田は一ゴロ。94球。

今の黒田はERAが3点台後半の投手である。この程度の失点はする。しかし、そのあと2イニングス完全に立ち直った。計算ができるとはこういうことだろう。

八木は3年ぶりの白星。黒田自身には全く問題がない。広島打線の貧弱さが目立った試合だった。


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